カスティージャ=ラ・マンチャはスペインで3番目に面積の広い地方。イベリア半島の中心部に位置し、首都マドリード、南部のアンダルシア地方、地中海沿岸のバレンシア地方とムルシア地方の間に広がっています。
戦略的な位置、充実した交通網、ハイレベルで豊富な観光資源とサービスにより、スペイン内陸部を楽しむための目的地として、スペイン国内外の旅行者の人気を集めている地方です。
すべての県都が高速鉄道で結ばれ、広範な幹線道路・高速道路網があり、最寄りの空港のアドルフォ・スアレス・マドリード=バラハス空港は、州都トレドからわずか1時間の距離にあります。
カスティージャ=ラ・マンチャは『ドン・キホーテ』とペドロ・アルモドバルで世界的に有名になった地方です。この地方の風景と有名な風車が、スペインの文豪セルバンテスと、数々の受賞歴を誇る映画監督の着想の源になりました。
ラ・マンチャは、アルバセテ、シウダー・レアル、クエンカ、グアダラハラ、トレドの5県で構成されています。
2025年大阪・関西万博スペインパビリオン カスティージャ=ラ・マンチャ週間
2025年大阪・関西万博のスペインパビリオンでは、5月6日から11日までカスティージャ=ラ・マンチャ週間が盛大に開催されます。
期間中スペインパビリオンを訪れる人々に、カスティージャ=ラ・マンチャの本質である食文化、民間伝承、世界的に知られる手工芸が入念に紹介され、ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャと、忠実で常に行動を共にする冒険の仲間サンチョ・パンサも登場します。
モタ・デル・クエルボの風車
カスティージャ=ラ・マンチャの象徴 セルバンテス、ドン・キホーテ、サンチョ・パンサ
ラ・マンチャの風車でドン・キホーテとサンチョを演劇的に表現。
ミゲル・デ・セルバンテスはその波乱万丈な生涯を通して、カスティージャ=ラ・マンチャの土地に密接に結びついていました。
エスキビアス(トレド)でカタリナ・デ・サラサル・イ・パラシオスと結婚。現在この町ではセルバンテスの家が見学できます。
夫妻はトレドにも居を構え、作家はそこで商人、騎士、兵士、聖職者、ならず者と付き合いを持ちました。彼らから作品のアイデアを得たのです。実際、登場人物としてドン・キホーテの着想を得た書類を見つけたのは、トレドの「アルカナ」(商店街。現在は大聖堂の回廊がある場所)だったと、セルバンテス自身が述べています
そして、アルガマシージャ・デ・アルバのメドラノ洞窟(現在見学可能)に投獄されていた際に、『ドン・キホーテ』の執筆を始めたとされています。
エル・トボソでは、様々な言語版や著名人の署名入りの『ドン・キホーテ』が保存されているセルバンテス博物館と、ドゥルシネアの家博物館が見学できます。
そして、観光客向けに公開されている風車は、 カンポ・デ・クリプタナ、アルカサル・デ・サン・フアン、エレンシア、モタ・デル・クエルボ、コンスエグラに位置し、中にはセルバンテスの時代のものもあります。
ドン・キホーテが住んでいた「ラ・マンチャのあるところ」がどこだったのか、セルバンテスは明らかにしなかったため、現在複数の地域が自分たちの町や村であると主張しています。いずれにしても、その精神はカスティージャ=ラ・マンチャ全土で感じられます。
ドン・キホーテ・デ・ラ・マンチャは世界的な英雄、スペインの象徴です。この文学上の人物は、何世紀も前に国境を越え、スペインとスペイン文学だけでなく、スペインへ旅し、スペインを知っている人々の社会的想像上の人物になっています。
カスティージャ=ラ・マンチャ週間を通して、2025年大阪・関西万博のスペインパビリオンでは、勇敢なドン・キホーテの夢見がちで現実離れした性質が感じとれます。きっと会場でドン・キホーテ、サンチョ・パンサと写真を撮りたくなるでしょう!
カスティーリャ・ラ・マンチャの耕作地。
コンスエグラの風車(トレド)。
ドン・キホーテの彫刻、アルカサル・デ・サン・フアン(シウダ・レアル)。
ルート・ガストロノミー
「ルーツの」食文化:厨房と食卓での伝統と前衛
カスティージャ=ラ・マンチャ(スペイン)の料理のルーツは、過去の豊かな文化にあります。地元の健康的な食材を用いた牧人の素朴な料理に基づき、伝統的な方法で調理された料理や、著名シェフが前衛料理風に新たな解釈を加えた料理があります。
カスティージャ=ラ・マンチャには質の高い重要なレストランネットワークが存在し、ミシュラン星を獲得している店舗が11軒あります。それらのレストランでは、ガチャス(粥状の煮物)、ピスト(野菜の煮込み)、ミガス(パン切れの炒め物)、「ガリアノス」の別称でも知られるラ・マンチャ風ガスパチョなどの郷土料理が味わえます。子羊、シカ、ウズラの煮込みも名物です。
最も重要な食材は、ラ・マンチャ産チーズ、ラ・マンチャ産サフラン、ラ・アルカリア産蜂蜜、アルマグロ産ナス、ラ・マンチャ産子羊、ラ・マンチャ産メロンで、原産地呼称で保護されています。
有名なスイーツは、アーモンド、蜂蜜、砂糖がベースのトレド産マジパンや、パイとクリームを用いたラ・ロダのミゲリートス。その他、イスラム起源であるクエンカのアラフもあります。
カスティージャ=ラ・マンチャが「世界最大のブドウ畑」と呼ばれているのには、それなりの理由があります。それは、この地方の大部分がブドウ畑で覆われているためで、季節ごとに大地が独特の類まれな色に染まり、この土地のアイデンティティーの印である「ブドウ」の栽培周期が示されます。土地の固有種(アイレン、テンプラニージョ)と他地域の品種(シラー、シャルドネ)から、香りとこくのある、濃厚で豊かな味わいの個性的なワインが生まれています。同様に深く豊かなのが、カスティージャ=ラ・マンチャを有名にしているワイン醸造の秘密を紹介するため、伝統的、または前衛的な建築の醸造所を公開している醸造者の愛情とノウハウです。この地方で認定されている6つのワインルートは次の通りです。ラ・マンチャのワインルート、バルデペーニャスのワインルート、ラ・マンチュエラのワインルート、フミージャのワインルート、メントリダ=トレドのワインルート、アルマンサのワインルート。
2025年大阪・関西万博のカスティージャ=ラ・マンチャ週間にスペインパビリオンを訪れると、美しい中世の町シグエンサ(グアダラハラ県)にあるミシュラン一つ星レストラン「エル・ドンセル」の著名なカスティージャ=ラ・マンチャ人シェフ、エンリケ・ペレスによるとてもユニークな料理の提案を満喫することができます。
マスとタラ、ラ・マンチャ産チーズ、ラス・ペドロニェラス産紫ニンニク、ラ・マンチャ産サフランとラ・アルカリア産蜂蜜、ジビエ(シカとウズラ)、キノコ、ラ・マンチャのアサディージョ(赤ピーマンの煮込み)とガチャス(粥状の煮物)…。これらは、今回大阪を訪れているシェフが巧みに調理し、伝統的な味と香りに満ちた、おいしく前衛的な料理の提案を生み出す食材と料理の、ほんの一部に過ぎません。そして、カスティージャ=ラ・マンチャは世界最大のブドウ畑でもありますから、食事に合わせる素晴らしいワインと、デザートの風味豊かなスポンジケーキも忘れてはなりません。
カスティーリャ・ラ・マンチャのブドウ畑の拡張。
職人の遺産
手工芸の遺産:カスティージャ=ラ・マンチャの手工芸の遺産の紹介
カスティージャ=ラ・マンチャ(スペイン)では、刃物製造と鍛造、製陶、家具製作、石の加工、刺繍、皮革製品の製造などの仕事が、世代間で学び受け継がれてきた技術に従い、現在も続けられています。
こうした伝統から、今日の名工は、陶土、木材、鉄、植物繊維、皮革、ガラス、紙、羊毛、布、糸といった素朴な素材を用いて、革新性と現代性に満ちた品々を制作しています。
タラベラ・デ・ラ・レイナとエル・プエンテ・デル・アルソビスポの陶器とタイル(陶器は2019年にユネスコの世界無形遺産に登録)、アルバセテの刃物、トレドの金銀象眼細工、彫刻、刀剣、アルマグロのレース、ラガルテラの刺繍(重要文化財)とオロペサの刺繍、クエンカの籐製品など、数々の類まれな製品があります。
その他、炉を使いこなし、美しい陶芸作品を形作り、樽を作り、複雑な格天井を組み立て、彫像や祭壇背後の飾り衝立を彫り、ギターなどの楽器を製造し、皮革を加工し、紙を作る多くの工房からも、素晴らしい製品が生まれています。
2025年大阪・関西万博のカスティージャ=ラ・マンチャ週間に、スペインパビリオンでは手工芸の遺産の実演が行われます。
カスティージャ=ラ・マンチャの様々な地域に深く根づき、伝統を守り紹介しているこの地方の象徴的な手工芸の一部を、直接目にすることができます。
親から子へ、何世紀も前から世代間で受け継がれてきた知識を持つカスティージャ=ラ・マンチャの人々の、手作りの類まれな作品に込められた職人技の真髄と魂に触れることができるでしょう。
アルバセテのナイフ。
イスラム教徒によるイベリア半島侵攻の時代にルーツを持つ手工芸・産業。「重要文化財」に指定されているアルバセテのナイフ製造業と芸術的な伝統は、何世紀にもわたって築き上げられてきたものです。昔も今も、アルバセテ市の多くの家族に雇用をもたらしている、重要な製造分野であり続けています。アルバセテの刃物博物館は、同市における刃物製造産業の重要性を示す実例です。
名工:マヌエル・フェルナンデス・ロビラ、アルバセテ。
Cuchillería Fernández
エル・プエンテ・デル・アルソビスポの陶器。
タラベラ・デ・ラ・レイナの陶器とともにユネスコの世界遺産に登録され、世界的に知られています。この2つの町は、世界的に重要な製陶地です。エル・プエンテ・デル・アルソビスポは、タホ川沿岸地域の製陶業の発展をもたらした上質な陶土の産地として、昔から際立っていました。現在も陶芸の伝統が盛んで、30以上の工房があり、その大半が前世紀の製陶業復興を受け継いだものです。また、才能と独創性にあふれる新しい陶芸家たちが、昔ながらの技術に忠実でありつつ、デザインと作品をより現代的な新しい空間と美しさに適応させています。
名工:フアン・アントニオ・エスコバル、プエンテ・デル・アルソビスポ
Cerámica Juan Antonio Escobar
刺繍。
カスティージャ=ラ・マンチャの刺繍の伝統は、はるか昔に遡ります。文献が残っているのは16世紀以降ですが、この繊細な手仕事の起源は中世にあると考えられています。以来、母から娘へと、主に女性の間で代々受け継がれてきました。
20世紀を中心に大きな社会・文化的変化が生じたにもかかわらず、カスティージャ=ラ・マンチャでは刺繍でも手工芸の遺産が守られ、他にはないデザインを生み出した伝統が今も保たれています。
2025年大阪・関西万博のスペインパビリオンでは、クエンカの工芸家であるマカレナ・サンスがカスティージャ=ラ・マンチャ週間に参加します。彼女は金糸刺繍の様々な技術を装飾に用いた、あらゆるタイプの作品を制作しており、旗、記章、紋章入り壁掛け用の布製品の他、団体旗、宗教的な衣装、カトリック典礼の様々な要素に刺繍を施しています。
名工:マカレナ・サンス、クエンカ。
知られざる祭り、伝統、民間伝承
カスティージャ=ラ・マンチャには、過去を大切にし、未来に野心的な、大衆文化の独自性の重要さを強調する祭りが数多くあります。
はるか昔の伝統が今も人々の間に息づいており、若者たちが未来に向けて受け継ぎ、踊りや、細部まで手の込んだ衣装の豊かさ、先祖の歴史を大切にする心が、忘れ去られることなく生き続けています。
セギディーリャ、マヨス、ホタス、ロンデーニャス…。聖体の祝日、カーニバル、聖週間などの祭り…。こうした踊りや祭りを通して、この地方の暮らしを理解することができます。ぜひ、カスティージャ=ラ・マンチャで満喫してください。
カスティージャ=ラ・マンチャには国際観光行事に指定されている祭りが7つあります。
アルバセテの見本市。9月7日から17日まで、昼夜を問わず祭りの雰囲気を楽しむために大勢の人が集まります。
エジン(アルバセテ)の聖週間と太鼓行列。太鼓行列はユネスコの世界無形遺産に登録されています。
クエンカの聖週間とトレドの聖週間。情熱とカスティージャの素朴さが際立つ聖週間。
クエンカの宗教音楽週間。聖週間と同時期に開催。
トレドの聖体行列。行列の中、16世紀の金銀細工品である繊細で素晴らしい金の聖体顕示台が、この特別な機会のために花々、天幕、リース、芳香植物で飾られた市内の歴史地区の通りを巡ります。
アルマンサの大祭り(キリスト教徒とイスラム教徒)。中世のレコンキスタ時代のキリスト教徒軍とイスラム教徒軍の戦いを再現する壮観な仮装行列。
また、カスティージャ=ラ・マンチャでは、カラトラバのキリスト受難の聖週間、エルチェ・デ・ラ・シエラの聖体の祝日と見事なおがくずの絨毯、春の訪れ(ペドロ・ムニョスの「ロス・マヨス」、タラベラ・デ・ラ・レイナの「ラス・モンダス」)、バルデペーニャスのブドウの取り入れといった、カーニバル、聖週間、聖体の祝日などにルーツと伝統がある、その他の国内観光行事も毎年開催されています。
万博に参加するカスティージャ=ラ・マンチャの若者がまとう数々の素晴らしい民族衣装が、生地と仕立ての美しさと繊細さを披露します。
かつて、祭り、結婚式、年間の主要行事のために使われていた衣装が、今では、ラ・マンチャ産チーズと同様にこの地方の代名詞的な存在である、マヨス、セギディーリャ、ホタスなどを踊るために使われています。
ラガルテラ(トレド)の伝統衣装
ロス・アルマオス・オブ・アルマグロ(シウダ・レアル)
アルバセテ見本市
ポルツナ・コルプス・クリスティ(シウダ・レアル)
エルチェ・デ・ラ・シエラ(アルバセテ)のおがくずカーペット
ヘリン(アルバセテ)のイースター・ウィーク
トレドのコーパスクリスティ
ヘリン(アルバセテ)のイースター・ウィーク
カスティーリャ・ラ・マンチャの伝統的フォークロア
カスティージャ=ラ・マンチャ:スペイン旅行の目的地
カスティージャ=ラ・マンチャは広大な文化的景観であり、考古学遺跡、古代ローマの都市や別荘、中世の町、「黒い建物」の町などのユニークな村、白と藍色の外壁の家が特徴的なラ・マンチャの町が点在しています。
世界遺産に登録されているトレド(1986年)とクエンカ(1996年)は世界的に有名です。
トレド
トレドは、エル・グレコゆかりの街、西ゴート王国の首都、3つの文化の都市、カルロス5世の帝国都市、「セファルディタ」(1492年に追放されるまでイベリア半島に住んでいたユダヤ人)に愛されたセファルドの都。クエンカとともにスペインの世界遺産都市ネットワークの一部をなしています。旅行者はみんな、堂々たる大聖堂とアルカサルのシルエットが際立つ特徴的なスカイラインを写真に収めます。大西洋に向かって流れる途中のタホ川に囲まれたトレドは、スペインに居住したあらゆる民族の歴史的な足跡を受け入れている街です。
スペインの歴史に着想を得た壮大で感動的なショーをベースに、近年建設されたピュイ・デュ・フー・スペインパークは、トレド有数の重要な観光資源の一つでもあります。
この街に最も深く根を下ろしている有名な祭りは、国際観光行事の聖体の祝日であり、よく知られている伝統的な手工芸は金銀象眼細工とトレド産刀剣です。
トレド、ユネスコ世界遺産の街
クエンカ
山間部に位置し、フカル川とウエカル川の峡谷に囲まれた街。スペイン抽象芸術の揺籃の地であり、色鮮やかな家々が際立つ多種多様な外観の建築は、重力に逆らうかのような佇まいです。
街の象徴は「宙吊りの家」ですが、主要な建造物には、大聖堂、スペイン抽象美術館、城、マンガナ塔などがあります。
その他の博物館としては、現代的な科学博物館と古生物学博物館が挙げられます。クエンカの聖週間と宗教音楽週間(同時期に開催)は国際観光行事に指定されています。
トレドとクエンカには、世界有数の興味深い20世紀の前衛アートコレクション、ロベルト・ポロコレクション(CORPO カスティージャ=ラ・マンチャ)があります。
ユネスコ世界遺産の街クエンカ
アルマデン鉱山公園
同じくユネスコの世界遺産に登録されているアルマデン鉱業公園には、世界最大かつ最古の水銀鉱山があり、現在では興味深い見学によって地中を訪れ、鉱物採掘の秘密を知ることができます。
アルマデン鉱山公園(シウダー・レアル)
地中海弧の岩絵
カスティージャ=ラ・マンチャにあるイベリア半島地中海沿岸の岩絵は、非常に優れたものです。表現されているのは、新石器時代から青銅器時代までの日常生活の様子(狩猟、戦い、踊り、動物の姿)。フエンカリエンテ、ネルピオ、アイナ、エジン、アルペラ、ビジャル・デル・ウモ、リバ・デ・サエリセスに位置しています。
フエンカリエンテ(シウダー・レアル)の洞窟壁画
魅力あふれるその他のカスティージャ=ラ・マンチャの町も、ご紹介しましょう。
アルカラス。この小さな町のルネサンス建築は、近隣のアンダルシアのウベダ市とバエサ市(いずれもユネスコの世界遺産)にある建築と結びついています。
アルカラ・デル・フカル。しっくい塗りの家々が並ぶ斜面の上部に城がそびえ立つ、町の素晴らしい全景が楽しめます。
アルマグロ。豪邸が点在する典型的なラ・マンチャの町。黄金世紀に起源を遡る劇場は、毎年7月に世界中の劇団が古典演劇(17世紀はスペイン文学の黄金世紀とみなされています)の公演を行う、アルマグロ国際古典演劇祭の中心地です。
アラルコン。町の姿は忘れがたい印象を残し、城を用いたパラドールや、数多くの歴史的建造物が並ぶ通りがあります。
ベルモンテ。見事に修復された堂々たる城が最上部にあり、観光地として高く評価されているラ・マンチャのこの町では、参事会教会と現在ホテルになっている館が見学できます。
コンスエグラ。風車13基が立ち並ぶカルデリコ丘と、エル・シッドの息子が1192年に亡くなった城が必見スポット。過去から現在まで続く製粉「装置」の機能が見学できます。
モリナ・デ・アラゴン。頑強な城塞が中心的な位置を占めている町。山腹に沿って城壁が広がり、豪邸や修道院が多数あります。
シグエンサ。中世の雰囲気が漂う村。要塞のような外観を持つ大聖堂が中心的な位置にある歴史地区には、狭く曲がりくねった道が今も残っています。ヨーロッパで最も南に位置するロマネスク様式の教会と礼拝堂があります。
公園と考古学的遺跡
カスティージャ=ラ・マンチャの考古学公園と遺跡は、かつてこの土地に住んでいた民族と文明の無言の証人です。
トレドのカランケとビジャル・デ・ドミンゴ・ガルシアのネエダには、ローマ帝国末期の素晴らしいローマの別荘があります。
クエンカのセゴブリガは、劇場と円形劇場がある驚くべきローマ時代の都市。
シウダー・レアルのアラルコスは、印象的な要塞と中世の戦場です。
バルデペーニャスのセーロ・デ・ラス・カベサス、レスサのリビソサ、エジンのトルモ・デ・ミナテダの3か所は、何世紀にもわたって異なる民族が定住していた場所で、現在では先史時代、古代ローマ、西ゴートなど、様々な民族の遺跡が残っています。
レコポリス(ソリータ・デ・ロス・カネス)はスペイン国内で唯一の西ゴート族の都市。ダイミエルのラ・モティージャ・デル・アスエルは国内最古の防備された先史時代の井戸です。
生物多様性と景観のコントラスト
カスティージャ=ラ・マンチャは、生物多様性と風景の豊かなコントラストに満ちた土地です。アクティブツーリズムとエコツーリズムが行える広大な自然空間は、屋外で自然に親しむ旅を楽しむための理想的な選択肢です。
果てしなく地平線が続くラ・マンチャの象徴的な平原とともに、土地の40%以上が山岳地帯で、自然保護地区110か所がこの地方の面積の23パーセントを占めています。
2つの国立公園:
カバニェロス国立公園(トレド、シウダー・レアル)には、「スペインのセレンゲティ」として知られる地中海性森林があり、シカ、ノロジカ、イノシシ、オオヤマネコ、カタジロワシ、ハゲワシなどが観察でき、毎年夏の終わりには発情期の動物の鳴き声が楽しめる楽園です。ハイキング、山歩き、4×4ルート、動物と植物の観察に理想的な場所です。
ラス・タブラス・デ・ダイミエル国立公園(シウダー・レアル)はバードウォッチング観光愛好家にとっての楽園、動植物観察愛好家の憧れの地。ラ・マンチャ湿地帯の代表例で、生物圏保護区に指定されています。
その他、以下の7つの自然公園があります。
ルイデラ湖自然公園、アルト・タホ自然公園、ヨーロッパで最も南に位置するブナ林、テヘラ・ネグラのブナ林(ユネスコの自然遺産に登録)があるシエラ・ノルテ・デ・グアダラハラ自然公園、バランコ・デル・リオ・ドゥルセ自然公園、セラニア・デ・クエンカ自然公園、バジェ・デ・アルクディア・イ・シエラ・マドロナ自然公園、カラレス・デル・リオ・ムンド・イ・デ・ラ・シマ自然公園。
カスティージャ=ラ・マンチャには、アルト・タホ・ジオパークとボルカネス・デ・カラトラバ・ジオパークという地質学的に特に貴重な場所が2か所あり、後者にはイベリア半島で唯一見学可能な休火山があります。
カブリエル峡谷とラ・マンチャ湿地帯は、カスティージャ=ラ・マンチャでユネスコの生物圏保護区に指定されている2つの自然地区です。
ポベダの滝、トラビージャ(グアダラハラ)
トラビジャ・ラグーン(グアダラハラ)
カスティーリャ・ラ・マンチャの風景
ムンド川の源流(アルバセテ)
ブリウエガ(グアダラハラ)のラベンダー畑。
セラニア・デ・クエンカ自然公園 (クエンカ)
ラグナス・デ・ルイデラ(シウダ・レアルとアルバセテ)
カスティーリャ・ラ・マンチャ:ドン・キホーテ、極上のワイン、忘れられない風景の地:発見しよう!



